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読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

15年ドラフト最下位指名選手、長谷川潤選手の現状と1軍への課題

 

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 2015年ドラフト全116名中116番目指名、つまり育成も含めた最終指名選手長谷川潤選手(=石川ミリオンスターズ所属)です。

 186センチ82キロサイドスロー右腕。130前半ながら制球のあるストレートと2種のスライダー・スローカーブをメインになげ少量でありながらチェンジアップも投げます。

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 巨人入団テストに合格し、育成8位指名で入団。その後2軍対3軍の練習試合で好投。その後も好投を続けウーゴ選手とともに支配下契約されました。

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 2軍でも先発で好投を続け2軍のフレッシュオールスターズにも参加。16年5月6日中日戦で1軍初先発もつとめるも、4回途中で8被安打4失点で負け投手に。その後中継ぎとして2試合登板し、16年の1軍成績は防御率8.53となりました。

 

 【17年の長谷川選手】

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 17年は3軍スタート。4月は3軍で先発登板を経験し、5月3日に2軍日ハム戦で5回2/3を投げ2失点で勝ち投手となりました。

 その後11日ロッテ戦にて2番手投手として登板。3回2失点で勝ち投手となっています。

 ただし5月11日現在で17年は1軍登板は無しとなっています。

 

 【1軍への課題①:変化球の少なさ】

 長谷川選手の課題はいくつかあります。一つは変化球の少なさ、2種のスライダーとスローカーブ。そして投げる回数は少ないチェンジアップがありますが、変化の方向が少なく、先発として起用されるならこれでは投球の幅が狭くあまり球速も速くない制球型であるため、狙い打ちをされると飛翔する可能性が高いです。

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 そのためシンカー・シュートなどスライダー・カーブとは別方向に変化する変化球を武器にすることで狙いを絞りにくく、特に右打者に向かってくるように投げるサイドスローは右打者にとって踏み込みにくい恐怖があり、そこで外に逃げる球があることで空振り・見逃しを奪いやすくなります。阪神サイドスロー先発・青柳選手や16年Denaドラフト2位指名の水野選手も共にシンカーを投げています。やはりサイドスローにとってシンカーは強力な武器となります。

 できればカット・シーム系の縦に落ちる球もあればある程度球速が低くても通用できるようになります。縦のスライダーはありますが、スライダーは浮くと痛打されやすいため危険な球でもあります。

 【1軍への課題②:球速の遅さ】


【ジャイアンツファーム情報】イースタンリーグ17.05.03 vsファイターズ

 最高球速は140前半。平均球速は130前半とサイドスローということを考慮しても球速に物足りなさがあります。先発ならば130後半、中継ぎとしてなら140前後はなければ1軍のパワーに押し負けてしまうでしょう。

 大きな武器となるほどの変化量を持った変化球を持っているわけではないため、そこを球速で補えるかどうかにかかっています。

 

 【課題③:17年で26歳という中堅に数えられる年齢】

 長谷川選手は独立リーグからの指名であり、入団時で24歳と大卒社会人と同じ年齢でした。そして大卒社会人は基本的に即戦力として指名されますが、長谷川選手は育成指名のため即戦力とはいえず、17年で26歳になるため長い目で見てもらえる選手ではありません。そのため28~30歳までに1軍である程度の実績を上げられなければ、育成出身ということもあり戦力外になる可能性も出てきます。

 

 貴重な制球型サイドスロー。最下位指名という境遇もあるため、出来るならば1軍でお立ち台に上がる姿を見たいと思うのはわたしだけではないはずです。