春季リーグ戦が開幕し、3季連続優勝を狙う明大が快勝。今秋ドラフト候補左腕の明大・斉藤大将投手(4年・桐蔭学園)が初の開幕投手で勝利をつかんだ。
140キロ台の直球で押し五回まで無安打投球。六回に4連打で2点を失って降板したが、打線の援護にも助けられた。「開幕戦で負けるのを見たことがなかったので緊張した。もっとしっかりやらないと」と気を引き締め直していた。
【齋藤選手の紹介】
179センチ74キロ左投げ左打ち 桐蔭学園卒
左腕サイドスローながら最速146キロのストレートにスライダー・スクリューなどを誇る即戦力左腕。先発・リリーフ両面で起用されていますが、先発としては実績は少なく、一方で中継ぎとしては1年次から起用されており、コントロールにも課題を持っていないため、中継ぎとしてならば即戦力として期待できます。
【齋藤選手の課題】
サイドスローながら最速146キロを放てるのはフォームに秘密があり、それが齋藤選手にとっての大きな問題にもなっています。
<2017年ドラフト候補>明治大学 齊藤 大将 投手<桐蔭学園高校>【3年】:東京六大学野球2016年 春季リーグ法大戦
齋藤選手のフォームは左腕に遠心力をつけ、その勢いもプラスしておもいっきり腕を振るものとなっています。そのため腕への負荷が大きく、故障覚悟のフォームとさえ言われています。しかしそのフォームであることで左のセットアッパーとして評価できるほどの球を放てているため、スカウトがどう評価するかです。
また先発経験こそあるものの、完投経験がなく実績も少ないため、現状では左腕先発としての評価は低いです。
【指名順位予想】
左腕サイドスローといえ、中継ぎ前提で最速146キロは物足りなさが残ります。そのため現状では3~4位辺り。大卒であるため成長の余地も見込んでの指名順位となります。
中継ぎとはいえ最速150キロも記録できるようになれば、2~3位での指名も視野に入ってきます。