読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

柔らかさとストレートが評価される素材右腕  大阪桐蔭  徳山 壮磨  高卒右腕投手

 

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大阪桐蔭の背番号1を背負う徳山壮磨投手(3年)が好救援で逆転勝利を演出した。

 この日は、2000年(平12)度生まれの新2年生6人がスタメン出場。1回表に6点を先制したが、先発した横川凱投手(2年)が1アウトをとっただけで3安打5失点と打ち込まれ、その裏に同点に追いつかれた。

 徳山は6-6の2回から3番手で救援。その回に1点を失ったが、以降は立ち直った。3~6回を全て3者凡退に抑え、7回の満塁のピンチも1失点でしのいだ。「2年生の分までと思い、エースとしての気持ちが入りました。目の前のバッターを打ち取ることだけを考えた」。105球を投げ、6回3安打7奪三振2失点。8回の逆転劇のきっかけを作った。

 次戦は29日、準々決勝で東海大福岡とぶつかる。「3年生がやらないといけない」。スターぞろいの2年生に負けじと、自らに言い聞かせるように気持ちを高めた。

  【徳山選手の紹介】

 183センチ72キロ右投げ右打ち

 最速145キロのストレートとスライダーを武器とする先発右腕。他にもフォーク、カーブを交え三振を奪う。ストレート主体の投球で球速以上のパワーを持つストレートであり、ストレートの球威と腕の柔らかさといった将来性を評価されている。またタメのあるフォームから2年時より強豪大阪桐蔭で高山選手(=2016年日ハム5位)に代わりエースナンバーを与えられており、先発実績も十分といえます。

 

 【徳山選手の課題】

 変化球の割合はスライダーが8割、フォークが1割とカーブがそれ以下とスライダーの割合が非常に高く、投球パターン自体が単調であるためプロ相手に長いイニングとなると厳しいところが出てきます。そのためスライダー以外でも武器に出来る変化球が欲しいところです。さらに左打者に対してはストレートで押す場面も多々見られるため、左打者の外角に有効な変化球を開発できれば、より投球の幅が広がり先発として計算しやすくなります。

 【指名順位予想】

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 現在では3位後半か4位辺りが濃厚。高卒投手が不作であるため相対的に順位が上がっています。ただ2~3位ほどの評価はまだ獲得できていません