読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

今年の巨人戦力外候補一覧 支配下選手編

 さて、新しい選手の獲得の一方で必ず存在するのが、戦力外通告。支配下枠は限られているため、どうして発生してしまいます。

 今年の巨人選手の中で戦力外候補の選手を予想してみます。

 

 【投手】

 ①阿南 徹選手

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 2012年に東野・山本⇔香月・阿南選手のトレードでオリックスからやってきた左腕投手。2013~14年はイースタンでローテーションを守り、13年には巨人1軍初勝利を挙げた。

 しかし15年は一軍で4試合登板防御率5.40といまいちパッとせず、16年には怪我で未だ登板0.今年で31歳とこの後上昇が見込める年齢でもないため、戦力外、もしくは2軍ローテ枠としてトレードが見込まれます。

 

 

  ②香月 良太選手

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 阿南選手と同じくオリックスからトレードでやってきた中継ぎ右腕投手。実はトレード時点でオリックス時代の酷使から故障を経験しており、戦力になるのか不安視されていました。

 結果として13~15年は1軍で敗戦処理をこなしながら、14年には中継ぎとして巨人初白星もあげます。しかし1軍での防御率は通算で4点台と戦力とは言いがたく、今年は矢貫投手がその枠をこなしています。

 現在は2軍でリリーフをこなしており、防御率1点台と結果を残していますが、今年34歳として選手としての上がり目も期待できないため、戦力外→引退が予想されます。

 

 

  ③エクトルメンドーサ選手

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 キューバより将来的なリリーフ候補として育成目的で契約した若手外国人選手。190センチの長身から投げ下ろすストレートが武器の選手であったが、3年目となる今年も1軍では結果を出せず、今にいたります。

 キューバとのパイプを強めるための契約でもありましたが、セペダ・グリエル選手などの結果や、キューバアメリカ間の契約が回復したこともあり、キューバパイプの重要性は下がりました。

 これが日本人投手であればまだ育成の余地はあるのですが、彼は外国人枠を使う外国人投手。上位互換のマシソン選手がいる以上使いどころがありません。また今年ソリマン・アダメス投手を育成で獲得したことを考慮するとフロントの彼への期待値が下がっていることが見受けられます。

 戦力外→育成契約。もしくはそのまま戦力外となるでしょう。

④ガブリエル・ガルシア選手

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 マイコラス・ポレダ両投手が怪我で離脱中、シーズン途中に緊急補強した独立リーグ外国人投手。しかしその特徴はパワータイプではなく、制球力でコーナーをつく技巧派と日本人選手の特徴を持った投手です。

 おまけに7月以降は登板数0.マイコラス選手がある程度成績を残しているため、登板の機会もありません。

 山口選手の成績が思わしくなく、また1軍の外国人枠もマイコラス。マシソン・ギャレットと1枠空いているため、状況によって左腕中継ぎとして昇格がありうるかもしれません。しかし登板が全くない今その希望も薄く、このままならば戦力外となるでしょう。

 

 

 【野手】

⑤アブナー・アブレイユ選手

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 元西武の外国人外野手。とられた当初から3軍の数合わせ選手といわれており、非常に不安視されていた選手です。

 結果は2軍でも打率.057。支配下でありながら3軍から上がれずじまいなのが現状です。フロントよ、なぜとった

 残念ながら戦力外筆頭です

 

 

レスリー・アンダーソン選手

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 14年に助っ人外国人として巨人と契約。最初はうてず守れずではずれ外国人と揶揄されましたが、結果として打率.319と大健闘。4番も任されたこともありました。また常に打撃フォームが変わるという独特の打ち方と、ファースト守備が上手かったことで重宝されました。

 しかし16年はその怪我体質が悪化、現在わずか3試合にしか出場できておらず、怪我→復帰3試合で再び怪我という結果でした。今年で34歳と衰えが顕著であり、あまりの怪我体質に戦力としても計算できない状態となっているのが現状です。残念ながら戦力外となるでしょう

 

脇谷 亮太選手

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 2005年にNTT西日本から巨人にドラフト指名を受け、13年まで内野手をこなしながら巨人で結果を残してきました。しかし14年にFA入団の片岡選手の人的補償として西武に入団。しかし16年にFAで再び巨人に入団しました。

 しかし結果は打率.117、年齢も今年で35歳ととても戦力とはいえない状態です。引退→フロント入りが濃厚となります。

 

 

 

次回は育成選手の中で戦力外候補の選手を予想したいと思います。

 

 

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