読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

 スラッガー高卒代表の一人 履正社 安田 尚憲  高卒内野手

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履正社が3年ぶり2度目の決勝進出を果たした。今秋ドラフト1位候補の安田尚憲内野手(3年)は高校通算50号となる甲子園初アーチを放ち、勝利に貢献。豪快な一発で、プロ側の評価もさらに高まった。

 ロッテ・林球団本部長は、チームが滞在する博多から日帰りで視察。「いいところを見られた。高校生離れした大きな体に、構えもどっしりしていて、大物の予感がする。清宮君に匹敵する」とうなずいた。ブレーブス・大屋スカウトは「球足が長く伸びる。高校生では20年見てきて初めて。筒香(DeNA)みたいになれる」と絶賛した。

 

スカウト絶賛「筒香みたいになれる」 安田の評価さらに上昇/野球/デイリースポーツ online

 

【安田選手の紹介】

 183センチ92キロ右投げ左打ち。高校通算50号を放つ左のスラッガー。「東の清宮、西の安田」と称されるほどの大型スラッガーであり、すでに多くのスカウトが注目するドラフト1位候補の一人です。

 春の選抜では2回戦まで打撃不振に陥るも自らの打撃を改善。スイングが小さくなっていたのを見直し17打数7安打打率.412の結果を残しました。

 

 パワーがある一方で左投手の外に逃げる球を追ってしまい空振りをする場面が多々見られました。その大会で対戦した日大三・櫻井選手のスライダーは多くのスカウトが一級品と賞するほどのものでしたが、それでも打撃に一定の課題があることはマイナス材料の一つです

 


2017年選抜高校野球 履正社・安田対日大三・櫻井 全打席全投球

 また守備の際ステップやスローイングに硬さがあることも問題の一つ。内野守備の甘さは失点の直結しやすい重要な要素であり、守れないことにはスタメンのチャンスも与えられません

 


【高校野球】履正社安田くんの守備… プロでは厳しいかも。

 

【指名順位予想】

 やはり指名順位は1位が妥当。特に今季は1位候補が不作であるため、相対的に1位での指名優先度も上がります。夏の甲子園で守備面に改善が見られれば、さらに競合数もあがることでしょう

2017年選抜高校野球を終えて 明暗の分かれた各ドラフト候補選手を振り返る 野手編

 

okimono.hatenadiary.jp

  前回は投手編を投稿。投手は全体的に明の選手が多かった印象です。それでは野手に行きたいと思います

 

 【評価の上がった選手・左打者編】

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  特に評価をあげたのは報徳学園・小園海斗選手。1年からショートスタメンを勝ち取った18年の注目選手の一人でしたが、選抜では攻守ともに大活躍。18打数9安打1HRという、注目株としての実力をいかんなく発揮した結果となりました。


天才バッター 報徳学園 小園 履正社戦

 

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 1番バッターとしての適正を示したのが作新学院・鈴木萌斗選手。長打こそ少なかったものの、2試合で7打数3安打4死四球に3盗塁とチャンスメイクを果たしています。差し込まれても上手くセンター前に返すなどコンパクトな打撃を披露。俊足を誇り広い守備範囲を誇りますが、守備自体はまだまだ危なっかしいものもありました。


2017 選抜 作新学院 鈴木 萌斗君 『とちぎのイチロー』 vs 秀岳館 2017年3月27日 甲子園 高校野球

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 17年のドラフト1位候補の一人、履正社・安田尚憲選手は2回戦までは不振ながらも打撃を修正し、結果的に17打数7安打1HR7死四球と上々の結果となりました。守備に硬さがあるのはマイナス材料であるため、コンバート前提で打撃型外野手として育成プランを練る球団もあるかもしれません。

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2017年選抜高校野球を終えて  明暗の分かれた各ドラフト候補選手を振り返る 投手編

 4月1日をもって2017年春の選抜高校野球が終了。大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。

その中で明暗の分かれた各ドラフト選手を振りかえりたいと思います。

 

 まず17年高卒ドラフトの傾向は「投手不作、スラッガー選手豊作」でした。そのため選抜は打高投低となると多くの評論家やスカウトが予想していました。しかし蓋を開けてみれば投高打低となり、今年が不作年であることが強調された結果となりました。

 その中で結果を出した選手、また評価を落とした選手を選抜を通して振り返りたいと思います。人数が多数になるので投手・打者の二回に分けたいと思います。

 

 【評価を上げた選手・左腕投手】

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 評価を上げた選手の一人目は秀岳館・川端健斗選手。175センチながらもダイナミックなフォームから常時140台のストレートと高低の激しいスライダーを武器とし、多くの左バッターから三振を奪いました。一方で4試合21イニング14死四球と制球に課題がありますが、がっしりと肉体強化を行い変化球の精度が増せばセットアッパーとして期待できます。


圧巻!! 秀岳館 川端 13奪三振 ダイジェスト

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 また前橋育英の丸山和都選手も期待の左腕の一人。170センチと小柄ながら最速144キロのストレート、スライダーやカーブを用い救援を勤め、選抜では最長7イニングながらも先発を勤めました。また打者としても結果を残しており高い身体能力をスカウトに評価されています。これまでは救援起用が多かったため、セットアッパー候補で狙うスカウトもありそうです。


報徳学園(兵庫) vs. 前橋育英(群馬)ダイジェスト

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 静岡高・池谷蒼大選手は175センチながら球速以上のストレートで空振りを奪う場面も見られスカウトに評価されていました。一方で変化球がことごとく甘いところにいった大阪桐蔭戦では8回8失点と課題も見られました。


静岡 池谷 ストレート 大阪桐蔭戦

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 日大三・櫻井周斗選手は177センチながらスライダーが評価されていた左腕。今回も落差の激しいスライダーはセットアッパーとしての可能性が評価されていましたが、先発経験が少なかったこともあり選抜では8回7失点。スタミナ不足により中盤から崩れだしました。そのため評価は上がった部分と下がった部分があります。

 


2017年選抜高校野球 履正社・安田対日大三・櫻井 全打席全投球

 左腕に関しては「大型左腕は見られないが、ストレートとスライダーに長所がある選手が多い。先発よりもセットアッパー候補が多い」です。

次に評価が下がった左腕を振り返りたいと思います。

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1日選抜を終えて  履正社ー大阪桐蔭の各ドラフト選手を振り返る

 

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ついに選抜高校野球が終了。大阪桐蔭が見事優勝しました、おめでとう大阪。両投手疲れからか甘い球が多くみられましたが、履正社側はその甘い球を仕留め切れていませんでした。一方大阪桐蔭はホームラン攻勢、これまで不振だった1番藤原選手が2HRと大活躍でした

 それでは履正社より竹田投手、安田内野手、若林外野手。大阪桐蔭からは今回は1番藤原選手と徳山投手の二人を振り返りたいと思います。

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 まず履正社の竹田投手。藤原選手に打たれたホームランに関しては打った藤原選手を褒めるしかありませんが、二回に坂之下選手から打たれたホームランは引っ張るには最高のコースに投げてしまいました。現状では上位指名になるほどの魅力は見せられなかったと感じています。

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 安田内野手については、ようやく守備機会が見られました。肩がいいのはわかりましたが、守備自体はぎこちないものでした。横に移動してゴロを捕球する際、ステップが合わず動きがぎこちないものになり、結果送球もおかしくなり送球ミスに繋がっていました。ゴロ自体もサードの守備範囲のものだったため、あまり守備能力は高くないようです。

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 若林外野手は2四球と繋ぐ4番としては役割を果たしていましたが、今回はヒットは単打のみ。ランナーを貯めた場面が多かったため、若林選手が長打を打てていれば勝敗もわからなくなっていました。

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 藤原外野手は決勝まで打撃不振で準決勝でも5打数無安打。それが決勝で2HR1三塁打と大活躍。もともと「糸井2世」と称される身体能力の高さの持ち主で、来年のドラフト候補の一人です。

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 徳山投手はストレートが甘いコースに行くことが見られましたが、こちらは履正社バッターが見逃していました。また安田選手に対し、主にインコースで攻めていたところ、外角のフォークで空振りを誘う場面が見られました。ただ見逃されていましたが、ほぼ反応なしでした。やはりストライクゾーンに見えて外角に逃げる球が欲しいところです。


高校野球 センバツ 決勝 大阪桐蔭vs履正社 ハイライト

 

 今日を持って選抜は全日程が終了したので、後日「選抜高校野球を終えて明暗が分かれたドラフト候補選手」を書きたいと思います。

柔らかさとストレートが評価される素材右腕  大阪桐蔭  徳山 壮磨  高卒右腕投手

 

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大阪桐蔭の背番号1を背負う徳山壮磨投手(3年)が好救援で逆転勝利を演出した。

 この日は、2000年(平12)度生まれの新2年生6人がスタメン出場。1回表に6点を先制したが、先発した横川凱投手(2年)が1アウトをとっただけで3安打5失点と打ち込まれ、その裏に同点に追いつかれた。

 徳山は6-6の2回から3番手で救援。その回に1点を失ったが、以降は立ち直った。3~6回を全て3者凡退に抑え、7回の満塁のピンチも1失点でしのいだ。「2年生の分までと思い、エースとしての気持ちが入りました。目の前のバッターを打ち取ることだけを考えた」。105球を投げ、6回3安打7奪三振2失点。8回の逆転劇のきっかけを作った。

 次戦は29日、準々決勝で東海大福岡とぶつかる。「3年生がやらないといけない」。スターぞろいの2年生に負けじと、自らに言い聞かせるように気持ちを高めた。

  【徳山選手の紹介】

 183センチ72キロ右投げ右打ち

 最速145キロのストレートとスライダーを武器とする先発右腕。他にもフォーク、カーブを交え三振を奪う。ストレート主体の投球で球速以上のパワーを持つストレートであり、ストレートの球威と腕の柔らかさといった将来性を評価されている。またタメのあるフォームから2年時より強豪大阪桐蔭で高山選手(=2016年日ハム5位)に代わりエースナンバーを与えられており、先発実績も十分といえます。


大阪桐蔭 徳山 10奪三振 ダイジェスト 東海大福岡戦 89選抜

 【徳山選手の課題】

 変化球の割合はスライダーが8割、フォークが1割とカーブがそれ以下とスライダーの割合が非常に高く、投球パターン自体が単調であるためプロ相手に長いイニングとなると厳しいところが出てきます。そのためスライダー以外でも武器に出来る変化球が欲しいところです。さらに左打者に対してはストレートで押す場面も多々見られるため、左打者の外角に有効な変化球を開発できれば、より投球の幅が広がり先発として計算しやすくなります。

 【指名順位予想】

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 現在では3位後半か4位辺りが濃厚。高卒投手が不作であるため相対的に順位が上がっています。ただ2~3位ほどの評価はまだ獲得できていません

30日選抜を終えて  履正社ー報徳学園  大阪桐蔭ー秀岳館の各ドラフト選手を振り返る

 選抜振り返るので一杯で巨人記事書く余裕がありません

 

第一試合【履正社6-4報徳学園

 履正社より竹田投手、安田内野手、若林外野手。竹田投手はスピード以上の重さがあるようで、やはりなかなか打たれません。

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 安田内野手はホームランも出るなど打撃はスランプが脱したよう。後は引っ張るだけでなく逆方向への流し打ちの長打ももっと見たいところです。

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 若林外野手についてはそろそろ触れるのをやめようかと考えています。いくら相手が前打席でHRを打った安田選手で、さらに一塁が空いていたとはいえ4番を前に敬遠。さらに得点打も前進守備をしていたことでヒットになったフライ性のもの。4番の長打はどこに落としてきたのかと問いたくなる内容でした。

 報徳学園より西垣投手、小園内野手。西垣投手に関しては前回低めにストレートが集まってこそ真価を発揮するとしましたが、今回はその真価を発揮するための制球が定まりませんでした。ボール一つ分がはずれ見逃しを奪えず、また履正社バッターもなかなか球に手を出さず四球を連発。3回持たず53球で交代となりました。制球が乱れると抑える手段がなくなるのはきついところです。

 小園内野手は5打数4安打ととにかく打って守っての活躍。右投げ左打ちなのが惜しいところですが、ショートであればコンバートも容易なため上位指名に入りそうです。

 

第二試合【大阪桐蔭2-1秀岳館

 大阪桐蔭より徳山投手、山本外野手、根尾内野手秀岳館より田浦投手を振り返ります。

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 徳山投手は疲れもあってかスライガーが浮く場面が見られましたが、ストレートの球威は衰えず差し込まれていました。素材としては徳山投手は高い評価を得られそうです。

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 山本外野手はスピードを活かした守備範囲の広さが見られました。ただ打撃方面では長打をアピールできず。根尾内野手はついに打順を下位に落とされました。左打者のスライダーにくるくると打撃方面はからっきしです。フルスイングはいいけど空回りしてる感が否めません

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 田浦投手は日派手さこそないものの、130後半のストレートスライダー、チェンジで凡退の山。田浦投手は先発向き、川端投手は中継ぎ向きというのを実感できました。

29日選抜を終えて  履正社ー盛岡大付  福岡大大濠ー報徳学園 秀岳館ー健大高崎  大阪桐蔭ー東海大福岡の各ドラフト選手を振り返る 

4試合全部振り返り必要とかハードっすわ・・・

 

 

第一試合【履正社8-1盛岡大付

 

 履正社より竹田投手、安田内野手、若林外野手。盛岡大付より植田外野手を振り返りたいと思います

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 竹田選手は9回92球の見事な省エネ投球。ストレートは130前半とか決して速くはありませんが、それでもバッターの多くが差し込まれ長打を打てないでいました。今のところ選抜内投手で最も理想的な結果を出している投手になります。

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 安田内野手は5打数3安打1四球と大活躍。内2本が長打で見事な打撃を魅せていました。これまでこじんまりとした打撃になっていたのを反省して再びスイングを見直したそうです。スランプをすぐに修正し結果に結び付けられるのは高評価だと思います。

 

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 若林外野手は5打数1四球。選抜大会は目も当てられない内容になっています。このままではドラフト指名は厳しそうです。

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 盛岡大より植田外野手。小柄ながらも通算20本を放つスラッガーであり、チーム唯一の打点をあげたホームランは、打った瞬間にレフトが客席を見て立ちすくんでいました。今季のホームランはアーチ状のホームランが多くみられますが、見事なライナー性ホームランでした。165センチとかなり小柄なため、ドラフト指名されるかどうかは微妙です。


完投 履正社 竹田 奪三振 盛岡大付戦

 

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